パソコンは家電製品のようになるべきだと思う

知り合いのパソコンにウイルス対策ソフトを入れた。どのソフトが良いのかも、どうやって入れたらいいのかもわからないというので、私のお勧めのものをインストールしてきた。

Windowsが入ったパソコンでは、もはやウイルス対策ソフトは必須である。入れない場合には ネットにつないで20分でウイルスに感染してしまう という話もある。それなのに多くの場合、ウイルス対策ソフトはユーザーが自分で入れなければならない。よくわからないから入れない人もいるだろう。

プリインストールされているお試し版の期限が終了間近だったので、それをアンインストールせずに自分で買ってきた別のウイルス対策ソフトをインストールしてしまった人を見たことがある。その人のパソコンは動作が非常に遅くなり、Webが表示できなくなってしまった。

パソコンはそのままでは安全ではなく、使い方も難しい。

冷蔵庫や扇風機など多くの家電製品は買ってきて設置すればそのまま使える。機能が少し多い洗濯機や電子レンジでも、「通常コースでの洗濯」や「温め」のような基本的・標準的な使い方をする場合には説明書を読まなくてもボタンや周囲に書かれている文字を見れば使うことができる。もちろん安全にも配慮されている。

多くの人が日常的に使っているのだから、パソコンは家電製品のようになるべきだと思う。つまり説明書を読まなくても見ただけで基本的・標準的な使い方がわかり、そのような使い方をする限りでは安全であるべきだ。