iPhoneの使いやすさの一端は操作の一貫性にある

今まで使っていた912SHには、2または8キーの長押しでページアップ/ダウンができるという機能があった。これはすごく便利な機能で、長いWebページの下の方を見たいときなんかに威力を発揮した。

ところが、この機能はWebブラウザでしか使えなかった。メールでは使えないし、アドレス帳などのリストをスクロールするのにも使えない。あるとき5日前のメールが読みたいときがあった(それはリストで100件も前だった)。方向キーを長押しして1行ずつスクロールさせ、時間をかけて目的のメールにたどり着いた。ページ単位でスクロールできたらよかったのに!

ひるがえってiPhoneを見てみると、操作に一貫性があることに気が付く。リスト項目の右端に「>」マークが付いていたらクリックすればサブ画面に入れるし、リストの上下端まで行くとボヨンと弾んで戻ってくる。入力できる場所ではどこでも長押しでコピー&ペーストできる。これらはWebブラウザであるSafariでも、メールでも、App Storeでも変わらない。

操作の一貫性は重要だ。iPhoneの使いやすさの一端は、操作の一貫性にあると思う。