サーバーの2.5インチHDDをこまめに停止させた方がよいと考える理由

先日紹介したサーバー では、2.5インチのHDDを使用しています。サーバー用途の場合、2.5インチHDDは連続使用していてもいいのでしょうか、それとも、こまめに停止した方がよいのでしょうか?

HDDはこまめに停止させない方がいいという話があります。

ハードディスクをこまめに止めると寿命が著しく短くなるから省電力モードは絶対に使ってはならない。
ハードディスク を長持ちさせるための対策- HDD 大量搭載実験サイト

私もHDDをひんぱんに停止させていたサーバーでHDDが壊れたことがあります。しかし、それは3.5インチHDDのときの話で、2.5インチの場合には、HDDをこまめに停止させた方がよいと考えています。たとえば CONTECの2.5インチHDDのマニュアル (PDF) には、次のように書かれています。

24時間連続で稼働を行う場合は、寿命低下防止のためスタンバイモードの使用によりスピ ンドルモータ停止を行うことを推奨します。

また、24時間連続稼動に対応した最大容量250ギガバイトの2.5型HDD新発売 : 富士通 というニュースから、従来の製品は24時間連続稼動に対応していないことが考えられます。

というわけで、私はこのサーバーでは noflushd を入れ、一定時間アクセスがない場合にHDD回転を停止させています。Debian GNU/Linux 3.1 (sarge) の場合、/etc/default/noflushd に次のように書くことで、10分間アクセスがない場合に /dev/hda の回転を停止します。

PARAMS="-v -n 10 /dev/hda"