Windowsマシンのごみ箱をデフラグした
私が仕事で使っているWindows XPマシンでは、ファイルの削除が極端に遅いときがあります。サイズが数KBのファイルを削除するのに1分くらいかかるときがあります。マシンスペックは次の通りです。決してそれほどの時間がかかるほどの低スペックではないと思います。
- CPU:AMD Athlon64 3000+
- RAM:1GB
- HDD:HGST HDS722516VLSA80 160GB 7200rpm
私は Start Up Page - DiskState という、タスクトレイに常駐するディスクアクセスランプのツールを使用しています。このソフトで、削除が遅いときのディスクの動作を観察してみたところ、削除が開始される前に延々とディスクを読んでいることがわかりました。
これは、ごみ箱でフラグメントが発生しているため、新たなファイルを格納する場所を探すのに時間がかかっているのではないかと考えました。そこで、Contig を使ってごみ箱をデフラグしてみました。
C:\>start /b /low /wait contig -s -q C:\RECYCLER Contig v1.54 - Makes files contiguous Copyright (C) 1998-2007 Mark Russinovich Sysinternals - www.sysinternals.com Processing files in silent mode... Summary: Number of files processed : 32622 Number of files defragmented: 1003 Average fragmentation before: 1.08206 frags/file Average fragmentation after : 1 frags/file
その結果、サイズが2MBのファイルでも、1秒以下で削除できるようになりました。
結論:削除が遅いときは、ごみ箱をデフラグすると改善されるかも