TeraTerm Proのパスワードを削除するマクロ
TeraTerm Proには、自動接続スクリプトの中でパスワードを安全に送信することができる、次のようなパスワード保管機能があります。
- パスワードをファイルに保存できる
- 保存されたパスワードは暗号化されるため、ファイルの中身を直接見てもパスワードはわからない
- 「パスワード名」をキーに指定することで、保存されているパスワードをマクロの中で文字列として取り出すことができる
- 登録されているパスワードは変更できない。いちど削除してから再登録する
- 登録されているパスワードを削除するには、マクロのdelpasswordコマンドを使う必要がある
3と4の理由から、接続先のパスワードが変更になった場合、いままではパスワードを削除するマクロをその場で作成して実行していました。これでは面倒なので、パスワード名をユーザーに問い合わせてから削除するスクリプトを作成しました。
delpassword.ttl:
PWDFILE = 'password.dat' inputbox 'delete password name:' 'delete password' strlen inputstr if result = 0 end delpassword PWDFILE inputstr msg = inputstr strconcat msg ' is deleted.' messagebox msg 'password deleted'
パスワードを保存するファイル(PWDFILE)は、そうそう変更しないと思いますので、固定文字列にしています。ご自分の環境に合わせて変更してから使用してください。
実行すると、「delete password name:」というダイアログが表示されますので、パスワード名を入力してOKをクリックしてください(メッセージが英語としておかしいかも知れません。正しいものを教えてください)。