掲示板に検索機能をつける:2. テストデーターで検索テストをしてみる

Hyper Estraierの動作テストのため、ランダムに作成したデーターで検索用CGIを動かしてみます。話を簡単にするために、すべてのファイルをwwwディレクトリ以下に置くことにします。

環境変数を設定する

前回インストールしたライブラリを動作させるために、インストール先をLD_LIBRARY_PATH環境変数に入れます。SAKURA Internetではログイン後のシェルがcshなので、.cshrcに次のように記入しました。

setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/lib

また、$HOME/binにパスを通しておきます。

テストデーターを作成する

www/testdbにテストデーター用のインデックス(データーベース)を作成します。

estcmd create $HOME/www/testdb

次にランダムな文字列データーを1000個作成します。

estcmd randput -rjp $HOME/www/testdb 1000

“-rjp”は日本語風の文字列を登録することを指定するオプションです。
これでデーターの登録ができました。

検索CGIを準備する

準備されているCGIと関連ファイルを$HOME/wwwにコピーします。

cd $HOME/www
cp $HOME/libexec/estseek.cgi .
cp $HOME/share/hyperestraier/locale/ja/estseek.* .

CGIの設定ファイルestseek.confをテキストエディタで開き、先頭部分を編集します。

indexname: casket

これを、インデックスのパスに変更します。今回はインデックスはCGIと同じディレクトリに置いていますので、単にインデックス名を指定します。

indexname: testdb

検索してみる

ここまでできたら、検索CGIにアクセスしてみます。
ブラウザでhttp://hogehoge.sakura.ne.jp/estseek.cgiのように指定すると、検索画面が表示されます。